バレンタインデーを「職場の男女がお互いを知る日」として、新提案!
男心をくすぐるバレンタイン文房具
近年、バレンタインデーの習慣は大きく変わりました。職場の義理チョコもあったり、なかったり…戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
どうせ、時間とお金を使うなら、新しい有意義な使い方ができないか。ワタシゴトは、バレンタインデーを「職場の男女がお互いを知る日」として、新提案します。
バレンタインに買うのはチョコレートではなく、
「男心をくすぐる文房具」
ぜひ文房具のプロの意見を伺いたいと、今年で創業120年の文房具専門店でオリジナル商品も豊富な伊東屋さんの銀座本店へ取材。広報室おすすめのアイテムを調査してきました。
予算は2000円で、大きな負担にならないものを。デザインが極端なものやキャラクター商品は避け、あくまでビジネスシーンに合って、オフィスで実用できるものを選んでいます。
ロマンをかきたてるボールペン
まずは、シンプルながら筆者が一番ぐっと来たのは「羽ペン」(1540円)。ノック式の油性ボールペンで、通常クリップが付いている部位に、三角形の「羽」が搭載されています。
そして、丸みを帯びたケースの中央にペンを置けば…
三角形は垂直尾翼、ケースは左右に広がる主翼。1本のペーンが、大空を駆ける飛行機に変わるのです!
男心をくすぐるのは、特徴である羽が何の役にも立っていないところ。クリップのように引っ掛けられるわけでもないし、広げて置けばむしろスペースをとります。
だからこそ、ロマンを感じるんです。
小さくても堂々と羽を広げるフォルムに、
「おれも風雨に負けることなく、仕事という大空を飛んでいるのさ…」
と勝手に共感したりします。
真鍮製で重量が18.5gと、しっかりとした質感で、ペンとしても心地よく使えます。オフィスの共用スペースのオブジェ兼実用として、置いてみてはいかがでしょうか?
カラーバリエーションは4色(ブラック/グレー/ホワイト/レッド)。伊東屋さんのイチオシは、コントラストが鮮やかな「レッド」です。
ビジネス脳を刺激するロールメモ
一転、実用度が高い文房具のおすすめが、「リーガル スティッキーロールメモ バーチカル」(1540円)です。
黄色と赤のデザインが目を引く、おなじみのリーガルパッドが、ロールテープタイプになりました。裏側は全面でノリがついているので、必要な分だけ切って、メモを貼り付けられます。
ムダに紙を使うことがありませんし、いろいろなサイズの付せんを用意しなくてすみます。
楽しいのが、幅5.7cmの広い紙テープを「ビーッ」と引っ張り出して、「ザクッ」と切るという作業。
初めて体験する行動に心をときめかせる少年のような男子には、それだけで気持ちがよいはず。
しかも、それがとても理にかなっていて、従来のやり方の問題を解決しています。アイデアと機能性が、ビジネスパーソンの頭脳を刺激するのです。
また、伊東屋さんはチェックボックスが付いた「リーガル スティッキーメモ TO DO」(660円)もおすすめします。「フォーマットがあるだけで使いやすくなる」と言う通り、白紙のメモやノートより、TO DOリストを楽しく付けられそうです。
裏側の左サイドにノリがついているので、デスクやパソコンにしっかり貼り付けられます。タスク管理が苦手な後輩などに、さりげなく薦めてみるものよいかもしれません。
「〇〇ホリック」が爆発するシステム手帳用リフィル
マニア体質の人の心をつかむのが、「ホリックログリフィル」シリーズ(各880円)。
バイブルサイズのシステム手帳用リフィルで、「ホリック→中毒」を「ログ→記録する」ことに特化しています。
こちらは「サウナホリックログリフィル」(手前)。お好きな方はわかると思いますが、サウナと水風呂の温度やキャパ、休憩スペースが屋外か屋内か、など重要なポイントが記録できるようになっています。ロウリュウ用のサウナバケツで、スコアが付けられるのもおもしろいですね。
奥はラーメンで、麺やスープのスタイルが記録できます。
他にも、日本酒、ビール、映画や読書、鉄道などのフォーマットが用意されています。事前にみんなの趣味を聞いて、合わせたものを選ぶと(あげるだけでなくぜひ自分用にも!)盛り上がりそうです。
また、一枚ずつ入れ替えられるリフィルタイプなので、情報をみんなで持ち寄って一冊つくるのも、サークルみたいで楽しいのではないでしょうか。
「ホリックログ」シリーズは、まだまだジャンルが広がりそうです。居酒屋めぐりが大好きな筆者は、伊東屋さんに「コの字酒場ホリックログ」をリクエストしておきました!
(番外)香りの力でリラックス!
男女ともにオフィスで使って、新しい体験になりそうなのが「スリーピングサポート フォーストレス ピロー&エアミスト 50ml」(1760円)。
ストレスを感じている人向けの空間用エアミストで「マスクや身の回りにひと吹きすると気分がリフレッシュします」と、伊東屋さんイチオシ。バレンタインにオフィスで一吹きしてみては?
一緒に使ってお互いを知ろう!
2023年に行われた調査では、「8割の女性が職場でバレンタインのチョコを渡す意欲が低下している」「職場でチョコを渡すと回答したのは20%足らず」といった意識がわかりました。
本命ならいざしらず、義理チョコを上司や、同僚、部下に配るのは、面倒なだけで、あまり意味のないことだと思えるのかもしれません。
ワタシゴトは、女性から男性にモノを「あげる」「贈る」一方的な行事ではなく、互いを「理解する」機会と捉えると、バレンタインが楽しくなるのではないか、と仮説を立ててこの企画を考えました。
ぜひ、購入した文房具は男性と女性、一緒に使ってみてはいかがでしょうか。何が心をくすぐるのか、どうして自分には理解できないのか、話題にして、コミュニケーションを媒介するものとして、文房具や良いツールだと考えました。
いつもは怖い上司の少年のような瞳をみられたり、同僚の意外なこだわりに共感したり、新しい発見のきっかけになるかもしれませんよ。
#取材協力
銀座 伊東屋 本店
東京都中央区銀座2-7-15
03-3561-8311
オンラインショップ
●紹介した商品
スリーピングサポート フォーストレス ピロー&エアミスト 50ml(@aroma)
課題解決クリエイター 広告代理店の営業マンを経て、2007年にライターに転身。書籍や雑誌、Webメディアの企画・執筆を担当。2014年ごろからはオウンドメディアの企画・運用に携わり、販売促進や広報・PR、ブランディングなど、コンテンツで企業の課題を解決する提案を得意とする。 メディア執筆、書籍の実績も多数。近著に「4コマで日本史(山川出版社)」。自社にてニュースレター「ソルバ!イノベDB」を運営。